娘の通う高校の最寄り駅には
ストリートピアノが置いてあり
いつも楽しそうにピアノを弾く人の素敵な音色が聞こえます。
ある日、娘がポツリと一言…
「私もあんな風にピアノが弾けたらな…」
娘は3歳から13歳までピアノを習っていました。
しかし、本人が好きでやっていたわけではありません。
私のコントロールでした。
毎日、毎日学校から帰り3時間…練習し続けました。
休むことなく毎日、毎日…
当然、友達と遊ぶこともできません。
コンクールで2回ほど賞を取りましたが、
小学校4年生の時に一度だけ..
「ピアノを辞めたい」と言いました。
その時私は、
習い事はやり始めたら辞めてはいけない…
先生からの期待に応えたい…
そんな考えから辞めさせませんでした。
理由も聞かずに…
娘の気持ちをシャットアウトしたのです。
その後、一度も辞めたいと口にしませんでした。
それからも娘は、私の顔色を見ながら
毎日練習し続けました。
辞めたい気持ちに蓋をして…
今思えば、辛かったに違いありません。
他の習い事をしたかったろうし…
友達と遊びたかったはず…
私の身勝手な思いで
一度始めたものはやり通さなければならない
途中で投げ出したらクセになって何も続かない
嫌なことほど続ければ大きな成果がでる
こんな大人の意味のない観念で
子どもをコントロールしていることもあります。
そして…時を経て
娘の前にストリートピアノが現れたのです。
この続きは…
次回お話させていただきます。